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Author:nfm2012
NFMは、道北の森林・林業に携わる志ある若者をつなぎ、現行制度やフレームに縛られない道北の林業や森林利活用を研究し、実践していくことを目的としています。
 参加条件は、自分が所属している組織や参加者の所属する組織に関係なく話し合いができることのみです!!
 詳細の問い合わせ、もしくは参加希望の場合は、northforestmeeting *gmai.comまでお気軽にどうぞ。(お手数ですが、送信の場合はアドレスの*を@に変えて下さい。)

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第9回開催結果報告
8月31日に、第9回NFMミーティングを開催しました。

今回の焦点は林況調査です。
各組織で林況調査における問題はマチマチで、
市町村では、補助金のための標準地調査になりがちという悩みもあり
国有林では、長方形標準値プロットとビッターリッヒ方が正式な調査方法として採用されていますがなかなか精度が怪しかったり
演習林ではこれまで、正式な地林況調査方法がなかったり
伐採等を実行している事業体は、林況調査の実行する機会がなかったりと様々です。

そこで、どのような方法が最も効率的で精度が良いのかを検討するために
造林地全ての立木を継続して調査している、北海道大学天塩演習林の歌内長期観察林をお借りして実証してみることにしました。
歌内演習林


今回、採用した調査方法は北海道大学天塩演習林で採用されている鋸谷式を応用した円形抽出プロット調査。
これは、一定の半径の円内にある立木の直径と樹高を調査して、その林分を評価する方法です。
今回は、樹高を計る測管を用いて調査をしました。
天塩演習林では、造林地の面積に合わせて、円の大きさと何点取るかを決めているとの事です。
この調査方法の利点は、造林木以外の樹種が侵入して来ていても、どのくらい侵入しているのかばらつきまでわかるという点です。
方形区のプロットを設定して調査する場合、それをどこの場所にするかで結果が大きく変わってしまいますが、
円形抽出プロットの場合は、例えば「200歩で1点調査をする」というように決めておけば、造林地内を無作為に調査することできます。
円形抽出プロット

もう一つの調査方法は、国有林で採用されているビッターリッヒ法です。
これは、その昔、オーストリアのビッターリッヒさんが考えた方法ですが、
自分の親指を使ってできるのが利点で、理論は難しいですが調査の実行は簡単にできます。
しかし、難点は樹種が針葉樹と広葉樹の2種類にしか分けれられず、樹種数の多い林地を樹種ごとの割合まで調べたいときに使えない点です。
ビッターリッヒの説明

調査後に、室内で座学を実施し現地調査の結果を考察しました。

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開催結果 | 23:09:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
第8回開催結果報告
12月1日に第8回NFMミーティングを開催しました。

今回は4月に開催した第6回「広葉樹の銘木を生産しよう!」の続編です。
前回に選木した広葉樹を伐倒して、北海道大手の製材会社の購買担当と旭川の家具作家さんを講師に招き
理想的な採材について現場で意見交換をしました。
造材する山側を「川上」、製材して木材を使用する側を「川下」と言いますが、
川下の人たちが川上の伐採現場に来て、採材を一緒にするという事はかなり希少価値の高い事だと思います。

まずは、集合場所の室内にてNFMのボスから今回の趣旨説明。

・現在の日本の林業・林産業は買い手産業になっている。
・伐倒木の用途が不明瞭で、山側で採材を決められない。
・現在は、広葉樹が「銘木」か「雑木」の2分類しかない。しかし、ニーズを把握すれば無駄のない木材利用ができて、
 今は「低質材」としか分類されていないものの中に、「並材」や「良材」が取れるのではないか。

と言った説明がありました。
少ない資源で持続的に林業をするために、少しの無駄をもなくし、適正な価値と価格を決めたい!!
というのが、今回の勉強会の趣旨です。

いつも通り熱意あふれるボスの説明に引き込まれ時間を忘れ、現場についたら昼近くなっていました。
腹が減っては戦はできぬので、まずは暖を取りながら腹ごしらえ。

そして、午後からはいよいよ意見交換会開始。
まずはハリギリ

ハリギリ1

・元口から3mの所に節があるので、2.8mで切った方が良いか3.0mで切った方が悩みました。
 結果、2.8mで切ったところ節からの腐れも止まっていたので、1等材となりました。
・2番玉は、節があるため3等ですが、1番玉とセットにすることで価値が出ると講師よりアドバイスがありました。

PC010197-s.jpg

・3番玉は、当初は原材料かと判断されましたが、現在ハリギリは市場でも少ないので、1番玉とセットにすれば4等にもなるかもしれないとの事でした。

ハリギリ3番

次は、ダケカバ

PC010202-s.jpg

PC010211-s.jpg

・1番玉は元口から2.6mのところに大きな曲がりがあるため、2.6mで切り、直材にしました。
 その他に欠点はあまりなく1~2等と判断されました。

・ダケカバは産地により、木口に黒い点が入ることがありこれが欠点となることがあるそうです。
 2番玉の元口にも点がありましたが、芯に近く特段の欠点にならない点から2等と判断されました。

カバ2

造材する立場の参加者から、
「原料材に交ぜて出しているものでも、良材等になる可能性がる。
 ぼったくられている可能性もあるかもしれないが、それがわからない。」
との意見がありましたが、講師からは
「確かに、昔はそのような事例もあった。
 でも、現在は国産の広葉樹の材自体が枯渇している。
 川上と川下がwin-winの関係でなければ、持続的に取引ができない。
 そのためには、信用のある取引が必要。」
との話がありました。

時間の都合で2本しか伐倒と採材ができませんでしたが、
参加者からは、
「川上側から見れば明らかに原料材にされてしまうような材であっても、同じ個体から採られた直材とセットにすることで共木としての価値があるため、売り方・見せ方で価値を高めることができることが分かった。」
「欠点のある材であっても木の個性として面白みがあるという川下からの声もあり、直ちに原料材と判断してしまう川上とのミスマッチも明らかになった。広葉樹材のうち良材・並材に光をあてるためには、今後川上が川下のニーズを把握すること・川上が採材を意識し、その目を養うことが重要であることが分かった。」
等の感想がありました。

開催結果 | 23:55:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
第7回開催結果報告
6月29日、30日の2日間に渡り第7回ミーティングを開催しました。

今回の目的は、「環境教育」です。
ブログ管理人1号が環境教育の師匠とあがめるT氏に札幌から講師としてお越し頂き、
PLT(Project Learning Tree)のファシリテーター認定の研修会及び
LEAF(Learning About Forest)の紹介をして頂きました。
 
  PLTについてはこちら→http://eric-net.org/plt01.html
  LEAFについてはこちら→http://www.feejapan.org/leaf/

集合してPLTの概要説明の後に
まずは、室内にて自己紹介も兼ねたアイスブレイク「Live or from」を実施。
参加者がお互いに自己紹介しあいながら、自分の住んでいる箇所を決めて並びます。
それから、次は出身地について、先ほどと同様に場所を決めて並びます。
写真は、そのときの位置を付箋で表した画像です。
左の赤い付箋が、参加者の現在住んでいる位置、右の緑の付箋が出身地です。
今回の参加者の出身地は、九州から北海道まで分散していたので、緑の付箋が日本列島の形になりました。

liveorfrom

この日は、アイスブレイクまでにして、外で焼き肉の懇親会に移行。
でも、肉を食べる前に新しい環境教育プログラムを実施。
今回、調達した焼き肉用の炭は
「建築用廃材を利用した炭」、「北海道産のナラ炭」、「マングローブの木炭」ですが
値段が「北海道産のナラ炭」と「マングローブの木炭」だと2倍以上違います。
炭を調達したのはブログ管理人1号ですが、購入時に悩みました。
「費用は割り勘だから安く済ませたいが、NFMの懇親会でマングローブの炭を使うのが果たして良いのか?」と。
それを講師のT氏に話したところ、この即席のプログラムとなりました。
参加者に購入時の悩みを紹介した後、それぞれの炭で着火に何分かかるかを計測。
結果は、メモするのを忘れました(スミマセンm(_ _)m)。
炭の違いによる焼いた肉の味の違いまでプログラムにできたら面白いかもしれませんが、
同じ肉を調達するのも難しいし、それよりもお酒も入るので記憶しているのがさらに難しい・・・・。
今回は、どの炭を買うのが正解かわかりませんが、値段が安いからそれで良いやではなく、
ちょっと立ち止まって考えて、できれば地場産の炭などでもあればそれを消費する事で
地域産業やら環境やらに貢献できるのではないかというプログラムでした。

30日は、まず講師のデモンストレーションからスタート。
写真は、「水の不思議」というプログラムを実施しているところ。

DSC_5274-s.jpg


その他、「葉っぱdeポン」や「鳥と水」などのプログラムを実施。

その後、参加者が各班に分かれてそれぞれにプログラムを実施。
写真は、「わくわくする多様性に満ちた惑星」というプログラムを実施しているところ。

DSC_5398-s.jpg

最後は、参加者全員が無事にPLTファシリテーターに認定されたので、森の中で認定証が渡されて終了しました。

DSC_5450-s.jpg

この研修会を通して受講したメンバーからは、
・メソッドがすばらしいが、自分の引き出しが不足していると実感した。
・自分の知識を伝える方法がわからなかったが、PLTを通して体系的に表現できる方法を知る事ができた。
・参加者に共通性があって話が早く済んだところもあったが、もっと一般の人を想定してプログラムを実施できればよかった。
等の感想や反省がありました。
また、今後は
・自分の職場でも応用できそう。
・NFMには専門知識を有している者やコーディネートに優れている者など多様な人材がいるのでそれらを有機的に結び付けて生かしたい。
・小学生の野外活動のテーマ選定に有効
等の意見がありました。

ブログ管理人1号は、PLTのファシリテーターとなって早6年ほど経ちますが、
実践しよう、しようと思いつつ時間だけが過ぎてしまっています。
今回の研修を機に、もう少し実践できるようになりたいと思います。

今回は、PLT中心の研修会となりましたが、
懇親会の焼き肉の際に実施した、炭を使ったプログラムはLEAFによるプログラムでした。
LEAFでは、プログラムを進めるにあたって、森林が文化的、環境的、経済的、社会的に機能していることを考慮し、
6つのステップ基づいてプログラムの目的を組み立てます。

 ステップ1、野外で楽しく遊ぶ
 ステップ2、自然を体感して気づく
 ステップ3、環境のしくみを理解する
 ステップ4、人間と自然の相互作用を理解する
 ステップ5、環境問題に自分なりの判断を下す
 ステップ6、未来に対して責任を持つ

ブログ管理人1号の私的な意見ですが、LEAFは森林が「経済的」な機能を有している点と、「未来に対して責任を持つ」人を育てたいというビジョンが特徴的だと思います。
まだまだ日本では知名度の低いLEAFですが、これから日本の林業の復興に一役を担う可能性があるのではないかとひそかに期待しています。


開催結果 | 00:08:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
第6回NFM開催結果報告
平成25年4月14日に、第6回NFMを開催しました。

今回は、広葉樹の銘木を生産しよう!の第一弾「選木」をテーマに行いました。

まずは屋内でミーティング。
「広葉樹の銘木を生産しよう!」のテーマは、
1年をかけて、全3回に渡る長期的なプログラムにすることをメンバーで確認しました。

①選木(今回の作業)
  中川町有林からトラック1台分の銘木を生産することを目指して、現地で選木作業を行う。
  対象木のDBHは30cm以上、2等材を中心に選木を行うが、銘木になりにくいと思われる欠点のあるもの(3‐4等材)も対象としてその特徴を記録する。

②伐倒・採材(秋?)
  選木したものを伐倒(択伐)・集材し、銘木市の担当者の指導をいただきながら土場での採材作業を見学。
  このとき、自分たちが選木した際に付けた等級や記録した特徴と比較することで、伐採前にいかにしてより正確な等級をつけられるか、欠点を見極められるかを考察する。

③銘木市への出品(翌年1月?)
  銘木市に行き、出品した材がいくらの値で落札されるのかを見届けると同時に、どのような材が出品され、落札されていくのかを確認し、市場のニーズを把握する。

ミーティング終了後は、現地踏査は生憎の少雨でしたが、各々カンジキ等の装備で残雪の残る現地へ赴きました。

今回の作業である選木についてですが、「広葉樹素材規格図解」を参考に、等級(1‐3等)の見分け方について
曲り、腐れ、よじれ等々を総合的に評価し、等級が決まることを学習しました。

さっそく、作業の役割分担を決めて選木を開始。
とりあえず、各自あたりを見回して、気になるものがあったら皆で検討してみる、
というスタンスで調査を進めることとしました。

21103_153240394850878_1340115268_n.jpg

開始早々、記念すベき1本目を発見!樹種はヤチダモ、DBH36cm(確か…)。

まずは、全員で等級の見分け方を確認し、これがどの等級に属するのかを検討しました。
  節の有無は?
  節があったら死節かどうか?
  いくつの材面にそれが何個あるか?
  この辺で伐ればもっとよい等級になるのでは?
と、先述の図解で得た知識を参考に議論しました。
しかし、外見での判断がつきにくい材の密度、つまり腐れが入っているかどうかについては、実際に伐ってみないと分かりづらいのでは・・・。
そんな疑問を抱いていると、
現場で選木作業を行っている方々から、ハンマー等で幹を叩き音で判断する「打音」という技を紹介していただきました。
ヤチダモの幹を叩いてみると、中身の詰まっていそうな重そうな音が!

また、同程度の径級、等級の対象木2本が接近して生えている場合に、どちらを伐倒する方がベターなのかについて議論をしました。
周囲の樹木環境でみれば、樹冠が大きい方の優勢木を伐倒した方が、残った立木の生長を促進させるというプラスの効果をもたらすので、その点に着目しては、との意見が出ました。

また、伐倒のしやすさについては、周囲の立木の配置を考慮し、かかり木や損傷木を生まないよう検討すること、さらに対象木の枝張りに注目し、重心がどちらに傾いているのかを検討する必要があるとお教えいただきました。以上の点を考慮し、伐倒木を決定しました。

その後も、議論を深めながら対象エリア内を皆でぐるぐる歩き回り、セン、ニレ、メジロ、シナ、イタヤなどを選木し、作業を進めた結果、3時間で20本程度を対象とすることができました。

935428_517402834987469_2119239966_n.jpg



開催結果 | 21:56:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
第5回NFM開催結果報告
平成25年2月24日に、第5回NFMを開催しました。

今回のテーマは、「QGISを使ってみよう!」です。

森林管理におけるデータの蓄積・解析等、有効に利用できるGISですが、導入において2つの大きな壁が立ちはだかっています。
1つは、導入費用。ArcGISなどは、ウン十万円必要となります。
もう1つは、操作が難しい(あるいは難しそう)ということです。

その2つの壁を乗り越えるために、QGISが有効です。
まずQGISはフリーソフト(自由)であるため、初期費用はかかりません。
http://www.osgeo.jp/
またインターネット上での情報交換が頻繁に行われているので、他のGISに比べて情報量がとても豊富です。
http://wiki.osgeo.jp/index.php?title=QGIS%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E9%9B%86

初心者向けの掲示板
http://lijil.com/bbs/qgisbbs/index.php

マニュアル
http://koutochas.seesaa.net/article/343522575.html
https://sites.google.com/site/qgisnoiriguchi/

今回のNFMでは初めてGISを操作するメンバーもいたことから、少しでもGISに慣れてもらうためにノートパソコンを持ち寄ってもらい、QGISのインストールから様々なレイヤを重ねて地図を表示するところまで実際にGISを操作してもらいました。
その後、具体的な使用事例などを紹介してもらい、メンバーから事前に要望のあったジオリファレンサーの扱い方について学びました。

ジオリファレンサーは、画像データに位置情報をつけてGISに表示するためのプラグインです。
http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/7b2c17ae0/7b2c27ae07b2c17bc0
通常は手書きの図面などをスキャナーで取り込んでGISに表示する、というような使い方をするものですが、画像データであれば何にでも位置情報をつけることができるので
http://d.hatena.ne.jp/tmizu23/20121217/1355713355
このようなことも可能です。
興味のある方は、こちらから
https://www.dropbox.com/s/c308gtgjn2vhrx7/fuji_venus.kmz
kmzファイルをダウンロードして、Google Earthで動かしてみてください。


午後からは、現場に出てGPSによる簡易な周囲測量を行い、GISへデータを取り込んで表示する実習を行いました。
実際のGISでの操作方法については、こちらを参照
http://denthor.exblog.jp/17716308/
http://denthor.exblog.jp/17721808/
測量から、面積を算出するところまで説明してあります。

開催結果 | 21:00:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
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